DEPT

Distortionless Enhancement by Polarization Transfer

13C-NMRスペクトル測定から、各炭素に結合しているプロトンの数が確認できる手法。結合しているプロトンの数によってシグナルの向きが異なる。

DEPTは1Hのパルス幅を3通り(45度,90度,135度)に変化させて得られるスペクトルで、プロトンの結合がないカーボンのシグナルは観測されない。つまり重クロロホルム(CDCl3)を溶媒にした時のCDCl3のシグナルは観測できない。

(DEPT45の場合)
CH3,CH2,CHが同じ向き

(DPET90の場合)
CHのみが観測される

(DEPT135の場合)
CH3,CH・・・上向き
CH2・・・下向き
CH4・・・シグナルなし

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